2020年11月19日
香典袋の書き方は、宗教によって異なると知っていましたか。すべてで通じる物はないといっても過言ではありません。地域によって多少異なりますが一般的には仏式の場合は御霊前、御仏前といった書き方になります。四十九日前までが御霊前、四十九日後が御仏前となっていますが、浄土真宗では四十九日前後に関係なく、宗教上の都合で御仏前となる為、注意してください。
ただし、どの仏式にも対応できる言葉として、御香料というものがあります。四十九日に関係なく使えるため、覚えておいて損はありません。神式の場合は御霊前が使用可能です。ただし、御玉串料や御榊料といった言葉を使う人もいます。
キリスト教式の場合には、お花料といった書き方が一般的です。カトリック・プロテスタント両方で使用が可能となる為、亡くなった方や遺族が進行している宗教に準じた書き方をすることが望ましいです。無宗教の場合は御香典やキリスト教式の御花料を使うと、宗教に抵触せずに失礼に当たらないと考えられています。
ただし、御霊前を使っても問題ないと考える人が多い為、御霊前を使うのもいいでしょう。無宗教だからといって持参しないことの方が失礼に当たる為、あらかじめ持参する金額と表書きを用意しておくことが大人としてのマナーです。